どうも!
シューマイ家(@syuumai2019)です。
我が家は、インデックス投資で「億り人」&「FIRE」を目指しているサラリーマン共働き家庭です。
お金の知識を得るために、2023年1月からFP(ファイナンシャルプランナー技能士)取得を目指して勉強を始めました。
共働き・子育て中(幼児2人)なため、勉強時間の確保が難しかったのですが、最短で1級まで合格することができました。
(2023年5月に3級試験に合格・2023年9月に2級試験に合格・2024年3月に1級(学科)試験に合格)
さて、2024年6月9日に金融財政事情研究会(きんざい)が実施するFP1級実技(面接)試験を受験してきました。
そして、2024年7月11日に合格発表があり、無事合格することができました。
実技試験の勉強法やpartⅠの面接記録に関する記事もお読みください。
では、実際の面接記録を書きたいと思います。
問題文はきんざいのHPからご確認下さい。
実際の面接記録
案内人「では、時間になったのでドアをノックしてお入りください」
私「失礼します」
面「どうぞ」
私「シューマイ家と申します。本日はよろしくお願いします」
(ここでフルネームを言わないと注意されるらしい。まずは元気よく挨拶)
面「よろしくお願いします。では、お掛けください」
面「設問をよく読んだと思いますが、Aさんから直接聞いて確認する情報とFPのあなたが自身が調べて確認する情報を教えてください」
私「
面「義父Eさんの意向確認ね。他に確認すべき情報はないですか?」
私「義兄Fさんにも意向を確認します」
面「え、義姉Gさんに意向は確認しないの?」
私「あ、確認します」
(やばい…。焦ってきた。)
面「そうですよね。なぜ、兄姉に意向を確認するのか分かりますか?」
私「いずれAさんは甲土地を相続したいと思っており、その際は義兄と義姉にも影響が出るからです」
(完全に見落としていた…。)
面「そうですね。では、次に管理不全空き家の制度概要について教えてください」
私「すみません。私は管理不全空き家の制度について詳しくなく、建物を除却すると、固定資産税が高くなるという事しか分かりません」
(これは過去問になかったし、初論点だからなぁ…)
面「つまり、建物を除却すると、固定資産税が高くなるという一般論のみで、制度の詳細は分からないいうことですね」
私「そうです」
面「はい、わかりました。」
(あれ、意外とあっさり終わった。初論点だからか?)
面「では、次にEさんが死亡し、甲土地を貸宅地として評価する場合、相続税額はどうなりますか?」
私「小規模宅地等の特例を…」
面「いえ、違いますね。それは、その先の論点。相続税額ですよ。」
ここでめちゃくちゃ動揺。
そもそも、相続税評価額について勉強不足で、設問の意味を理解していませんでした。
面接官が回答を引き出そうと必死に説明してくれましたが、テンパってしまい、何度かやりとりしたのですが、何を回答したのか記憶がありません。
私「あ、自用地×(1-借地権割合)ですね」
面「そうだ。それを聞きたかった」
(よ、良かったぁ~…)
面「では、借地権割合は?」
私「えーっとですね。。。」
(計算していなかったわ。Eだから…0.9・0.8…)
面「このイラストのどこかに書いていないですか?」
私「50%です」
面「はい、そうですね」
(Eだから、計算に時間がかかった…)
面「では、借地権者は誰ですか」
私「Aです」
面「はい。ではAが義父Eから借地権を取得した際、何税が課税されますか?」
私「えーと、、譲渡所得税です」
面「違います」
(ま、まじか。。。)
私「えー…所得税ですか…?」
面「違います」
(動揺しすぎて、頭が回らない・・・)
面「色んな税金がありますよね。相続税、贈与税・・」
私「あ、贈与税です」
面「そうですね」
(こんな初歩的なミスを…)
面「では、甲土地を貸宅地として評価した場合、課税上はどうなりますか?」
私「(自信なさげに)権利金が認定課税されます」
(あれ、そもそも個人間で認定課税ってあるんだっけ…?)
面「では、権利金の認定課税を回避する方法は?」
私「権利金を支払う。地価の6%に相当する地代を支払う。土地の無償返還に関する届出書を税務署に提出…」
面「土地の無償返還に関する届出書は法人の場合だけですよ」
私「すみません」
(ダメだ。全然わからない。。)
面「今回、贈与税の計算方法はどうなりますか?」
私「え…」
(頭の中は真っ白)
この辺りで終了のブザーが鳴りました。
面「親子の間ですよ」
私「(自信なさげに)使用貸借です…」
面「そうだ。使用貸借だ」
(え、これで合ってたの?)
面「最後に、本件に関与する専門家を教えてください」
私「土地の媒介は宅建士、所有権移転登記は司法書士、土地の測量と表題登記は土地家屋調査士、税金に関することは税理士、Aが甲土地に建築する場合は建築士です」
面「はい。では仮に甲土地の隣人と筆界について揉めたとしましょう。その場合の専門家は?」
私「土地家屋調査士です」
面「はい。それでも隣人が筆界について納得しなかった」
私「筆界特定制度を提案します」
面「その手もありますね。でも、筆界特定に強制力はありません。それでも隣人が納得しない場合は?」
私「裁判ですね」
面「はい。では、AさんがFPであるあなたに訴訟代理人になってくれと言われたらどうします?」
私「有償であれば弁護士法に抵触しますが、無償であれば問題ないと思います」
面「え、本当にいいの?」
私「すみません。お断ります。法律知識を持ち合わせていませんので」
(あれ。変な事言っている…)
面「法律知識の有無はあなたの主観ですよね。何法に抵触しますか?」
私「弁護士法です」
面「そう、弁護士法です。はい、もう結構です」
私「ありがとうございました」
面接後の所感
圧迫ではないものの、少し圧を感じた面接でした。
面接時間を大幅に超過しましたが、必死に回答に導こうとしてくれて良かったです。
(他の人もpartⅡの時間を超過していたので、難しかったのかも…)
面接直後は「落ちたな…」と感じましたが、、無事合格出来て良かったです。
ぜひ、partⅠの記事もご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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