【FP1級学科試験】子育てしながら3ヵ月半で合格した勉強法

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どうも!
シューマイ家(@syuumai2019)です。

我が家は、インデックス投資で「億り人」&「FIRE」を目指しているサラリーマン共働き家庭です。

お金の知識を得るために、2023年1月からFP(ファイナンシャルプランナー技能士)取得を目指して勉強を始めました。

共働き・子育て中(幼児2人)なため、勉強時間の確保が難しかったのですが、最短で1級まで合格することができました。
(2023年5月に3級試験に合格・2023年9月に2級試験に合格)

2024年1月に受験したFP1級試験の自己採点は、

〈2024年1月試験〉
基礎編(午前試験)70点
応用編(午後試験)54点
合計 124点

でした。
(応用の計算問題でミスを連発しました…)。

サラリー君
サラリー君

1級に合格するためには「600時間の勉強が必要」って言われているけど…

勉強時間は人それぞれですが、私は平日2時間半・休日5時間の勉強を3カ月半続けました。

今回は、「その勉強法」と「最近のFP1級の傾向」を紹介したいと思います。

この記事が、

  • FP2級に合格してFP1級試験を受験しようか迷っている方
  • 次こそはFP1級試験に合格したい方

の参考になれば嬉しいです。

それでは、解説していきます。

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1 FP1級試験の傾向

まず、近年難化していると言われるFP1級試験について、私の所感を記述します。

私が1級試験の勉強を始めるにあたり、多くのブログやYouTubeを拝見しました。

そこには

「基礎編(午前)は難しいので、応用編(午後)で点数を稼ぎましょう」

との意見が多かったです。

確かに2023年1月(明らかに難化する前の)試験までは、応用編を中心とした勉強法で良かったかもしれません。

しかし、受験生のレベルが上がったのか、2023年5月以降の試験は露骨に試験が難化しているため、応用編で7割以上取ることは至難の業です。

テキストに載っていない問題が多数あり、テキストを全て暗記しても8割を取ることは不可能だと感じました。

サラリー君
サラリー君

じゃあ、どうすれば良いの?

基礎編・応用編ともに合格基準点(各60点)を上回る意識で勉強する必要があります。

応用編を中心とした勉強法から、基礎編・応用編を50:50で勉強すべきでしょう。

具体的な勉強方法は後述します。

2 使用した教材

① 勉強開始期(~1カ月半)

資格試験を開始するにあたり、何の教材を使用するかは悩みの種ですよね。

私が使用したFP1級の教材はコチラです。

どちらも王道のテキストと問題集ですね。

そもそも、市販されているFP1級試験の教材は、「TAC」か「ビジネス教育出版社」しかありません。

私が使用してた「ビジネス教育出版社」の教材は、

・文字ばかりで使いづらい
・詳細な説明がない(足りない)

など、一見すると使いづらいと感じるのですが、実際に使ってみて凄く良かったです。

コンパクトにまとまっているので、足りないところは加筆して補えば、復習には最適でした。

ページ数が多いと持ち運びが大変ですし、読み返すのも大変ですよね。

②勉強中期(1カ月半~2カ月半)

「ビジネス教育出版社」の問題集を3周した後、「TACの精選問題集」を購入しました。

こちらもFP1級受験生にとって王道の問題集です。

「全てのFP1級の合格者が使用している」と言っても過言ではないと思います。

1分野につき100問くらい過去問が掲載されているので、様々な論点の問題を解くことができます。

シューマイ
シューマイ

「TACの精選問題集」を徹底的にやりこみました。

「ビジネス教育出版社の問題集」と「TACの精選問題集」を丁寧にやりこめば(各3周以上すれば)、基礎編に関しては合格水準に達すると思います。

「丁寧に」とは、問題文を一つ一つ丁寧に解説を読んで、時にテキストを読み返して、理解・記憶していくということです。

ちなみに、応用編は計算過程を暗記するため、それぞれの問題集を10周以上する必要があります。

③勉強後期(2カ月半~3カ月半)

「TACの精選問題集」を3週した後は、最後の仕上げとして「TACのあてる」と「ビジネス教育出版社の模試」を購入しました。

※ビジネス教育出版社の模試はAmazonのみで購入することが可能です。

予想問題をやる理由は、自身の実力を確認すること」と「新しい論点の問題に触れること」です。

サラリー君
サラリー君

予想問題って、どうせ当たらないでしょ?

私もそう思っていましたが、実際に予想模試で解いた問題が、本番試験でそのまま出題され、ビックリしました。

近年の試験問題の難化にも対応していて、とてもオススメです。

私は、この予想問題集をそれぞれ2周しました。

3 具体的な勉強方法

①基礎編と応用編はどちらから先に始めるべきか

ブログやYouTubeでは、「応用編から始めた方が良い」との意見が多いです。

これは「基礎編が難し過ぎるので、簡単な応用編から勉強を開始し、挫折を回避しましょう」という意図だと思います。

私も応用編から勉強を始めましたが、やってみた結果「それは人による」です。

2023年1月試験(難化する)前であれば、応用から始めた方が良かったのかもしれません。

しかし、近頃は応用問題も難化しているため、必ずしも「応用編から始めた方が良い」とは言えません。

それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

「応用編」から始めた場合
【メリット】
・王道問題であれば、計算式が単純なためとっつきやすい
【デメリット】
・試験の全体像(出題範囲)をつかみにくい
・基礎編をやっていないので、穴埋め問題が意味不能
 
「基礎編」から始めた場合
【メリット】
・試験の全体像(出題範囲)がつかめる
・応用編の穴埋めが理解しやすい
【デメリット】
・FP2級試験との難易度の違いに絶望する

つまり「いち早く試験の全体像(出題範囲)を把握して安心したい」と考える人は基礎編から始めるのが良いでしょう。

一方、「問題が難しいと挫折する可能性が高い」と考える人は応用編から始めるのが良いでしょう。

②基礎編の勉強方法

2級まで合格されている方ならお分かりだと思いますが、テキストを読むだけでは覚えられません。

ひたすら問題を解くことが重要です。

私は以下の流れで勉強しました。

①テキストをサラッと読む
②問題を解いて、丁寧に答え合わせをする
③分からない(記憶が曖昧な)問題があったら、面倒くさがらずテキストを読み返す
④テキストに載っていない場合は、テキストに書き込む

この4つのローテーションを気合で繰り返すのみ。近道はありません。

特に③は重要です。

面倒くさいですが、分からない(記憶が曖昧な)問題があったら、テキストを読み返して周辺知識を含めて理解してください。

ここで大事なのは、問題を丸暗記するのではなく、しっかりと理解すること(自分の言葉で説明できるようになること)です。

論点を少しズラした問題が出題されると、丸暗記では太刀打ちできなくなります。

シューマイ
シューマイ

ただし、理解不能な問題は一旦丸暗記しましょう。

後から理解できることもありますし、そのまま本番試験で出題される可能性もあります。

私は、「ビジネス教育出版社の問題集」と「TACの精選問題集」を最低3周ずつしました。

本番試験ではテキストに載っていない超難関問題(捨て問題)が出題されますが、それに慌てず、過去問を理解すれば6割以上取ることは可能です。

また、試験1か月前くらいになったら、予想問題をやってみてください。

予想問題をやってテキストを読み返すと「あ、ここも論点になるのか」と新たな発見があります。

ちなみに、予想問題も理解する必要があるので、試験直前期(1週間前とか)にやるのは避けましょう。

予想問題は、近頃の難化傾向に対応しているので「自信を失って終わり」となる可能性があるからです。

私は予想問題集を2周しました。

シューマイ
シューマイ

そして、難解な問題は深追いしないこと!

予想問題集は本番試験を意識し、テキストに載っていない「制度」や「単語」が出題されることがあります。

これは、潔く捨てましょう。

そんな問題は多くの人が正解できません。

私は問題文・回答文を読むことすらしませんでした。

「ビジネス教育出版社の問題集」と「TACの精選問題集」を3周以上すれば、「あ、これは捨て問題だな」と判断が付くようになります。

③応用編の勉強方法

応用編は計算と穴埋めの2つで構成されています。

計算は、まず王道のパターンを覚えて、問題を見た瞬間に手が勝手に動くレベルまでやりこみましょう。

私は「ビジネス教育出版社の問題集」と「TACの精選問題集」を10周以上をやりました。

同時に穴埋め問題も、9割以上の正答率になるまで問題集を回しました。

シューマイ
シューマイ

毎日、A4サイズ1枚が一杯になるまで計算・穴埋めをやりました。

最近では、イレギュラー(難関)な問題が本番試験に出てくることも多いですが、「王道の計算」+「過去問の穴埋め」で6割以上は取ることができます。

基礎編と同様、テキストに載っていない「制度」や「単語」が出題されたら、捨ててください。

4 勉強時間の確保

多くのFP1級受験者は社会人だと思います。

平日は朝から夜まで仕事をして、家事や育児をやって…

なかなか勉強時間の確保は難しいですよね。

我が家も夫婦共働きで、幼児2人の子育てをして、勉強時間の確保も苦慮しました。

ここでは、私がどのように勉強時間を確保したのかを書きたいと思います。

①勉強の習慣化

毎日、同じ時間に勉強をし、習慣化することが大事です。

習慣化すると、勉強しないと気持ち悪くなります。

シューマイ
シューマイ

平日は毎日21時~23時まで勉強していました。

当然ながら、お酒も禁止です。

どうしてもお酒を飲みたいときは、勉強が完了した23時以降に飲んでいました。

飲み会がある時は、夜に勉強せず、朝早くに起きて勉強するようにしていました。

②仕事終わりは仮眠をとって勉強

仕事終わりはクタクタで睡魔が襲ってきますよね。

眠い目をこすりながら勉強をしても、全く頭に入ってきません。

そこで、私は子ども達を寝かしつけたら、毎日30分くらいの仮眠をとっていました。

シューマイ
シューマイ

ベッドで寝ると熟睡してしまうので、ソファや床で横になっていました

③スキマ時間の活用

これは、多くの人が言ってますね。

私は電車での移動中やお風呂の中で勉強していました。

シューマイ
シューマイ

1級を受けようと決め、3ヵ月半は全て勉強に費やすと決めました。

いつもテキストを持ち歩き、スキマ時間に読むようにしていました。

4 最後に

今回は、3ヵ月半でFP1級試験に合格した勉強方法について書きました。

まとめると以下のとおりです。

・問題集をやりこみ、自分の言葉で説明するレベルまでにする
・多くの出題パータンに触れ、周辺知識を含めて理解する
・捨て問題は潔く捨てる
・「基礎編」「応用編」のどちらを先に勉強するかは人による

繰り返しになりますが、近頃の難化により、応用編だけに注力して受かる試験ではなくなっています。

X(Twitter)の投稿を見ていると、基礎編の点数が低く、合格点に届かない人が多くいます。
(私は単純な計算ミスをして、応用編が全然ダメでしたが…)

応用編の王道計算パターンをメインに勉強していても、合格は難しいでしょう。

基礎編の理解力の向上が合格のカギを握っています。

近頃の試験傾向を踏まえ、「基礎編」と「応用編」のバランスが良い勉強を行ってみてください。

この記事が、FP1級を目指す方々の一助になれば幸いです。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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