どうも!
シューマイ家(@syuumai2019)です。
我が家は、米国株を中心としたインデックス投資で「億り人」&「FIRE」を目指しているサラリーマン共働き家庭です。
皆さんは、投資はしていますか?
様々な投資手法がありますが、中でも多くの方にとって最適解といわれる、「インデックス投資」を実践されている方も多いのではないでしょうか。
インデックス投資と言えば、「入り口が簡単・出口が難しい」といわれれています。
インデックス投資で大きくなった資産は、将来的に切り崩さなければなりません。
資産が減少していくところを目の当たりにするのは、ツラいですよね。
そういえば、インデックス投資のみでFIREした人は見たことがないね。
FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは、経済的自由を達成し、早期退職をする生活スタイルです。
最近、耳にする機会が増えましたね。
投資本やブログなどでは、高配当株投資で資産を築いてFIREを達成し、配当金生活をしている方はいます。
また、インデックス投資で蓄えた資産を少しずつ切り崩しながら、事業収入も得て生活をする「サイドFIRE」をされている方も見かけます。
でも、インデックス投資のみで完全FIREを達成した人は、ほとんど見かけません。
今回は、インデックス投資のみで本当に「完全FIRE」ができるのかについて、考察していきたいと思います。
このブログが
・インデックス投資のみでFIREを達成できるのか知りたい方
の参考になれば嬉しいです。
それでは、みていきましょう。
無敵ではない「4%ルール」
インデックス投資でFIREを目指している方なら、誰もが知っている「4%ルール」。
端的にいうと「毎年、運用しながら資産の4%を定額(or定率)で切り崩すことで、25年後に資産が枯渇する可能性が極めて低くなる」というもの。
詳しくは、コチラの記事をご覧ください。
当然、成功確率は100%でありません。
株価は数年に一度「〇〇ショック」といったクラッシュを起こし、大きなマイナスリターンを叩き出します。
そんなときに4%で切り崩していくと、普段より多くの株数(保有口数)を売却することとなるため、資産が枯渇する可能性が高くなります。
特に4%ルールでは、FIREした(取り崩しフェーズとなった)直後にクラッシュが起きると、失敗(資産が枯渇)する確率が高くなるといわれています。
その後に上昇相場が訪れたとしても、運用額が少なく、資産が増えにくいというのが理由のようです。
暴落時の対応策
4%ルールの成功確率を上げるためには、暴落時に現金で備えることが重要です。
では、どのくらいの現金を用意する必要があるのでしょうか。
米国株における、主な過去の暴落機関と回復期間は以下のとおりです。
株価がピークの年 | 下落率 | 株価が回復の年 | 回復までの年数 |
1929年 | -83% | 1945年 | 15年 |
1946年 | -22% | 1949年 | 3年 |
1961年 | -22% | 1963年 | 2年 |
1968年 | -29% | 1971年 | 3年 |
1972年 | -43% | 1976年 | 4年 |
1987年 | -30% | 1989年 | 2年 |
2000年 | -45% | 2006年 | 6年 |
2007年 | -50% | 2013年 | 6年 |
米国株の場合、過去95年を踏まえると、株価ピーク時より20%以上下落した場合、回復までに要する平均期間は約5年です。
つまり、5年以上生活ができる現金があれば、暴落時も運用資産を切り崩さずに生活ができるといえます。
例えば
- 年間生活費が400万円の方は、2000万円以上
- 年間生活費が500万円の方は、2500万円以上
の現金が必要ということになりますね。
もちろん、今後も同じようになるとは限りませんが、5年以上生活できる現金を保有することが1つの目安になりそうですね。
結論
「インデックス投資で完全FIREは可能であるが、4%ルールの成功確率を高めたい場合は、5年以上生活ができる現金も別途必要であるため、非常に難しい」というのが私の結論です。
インデックス投資で、FIRE達成できるくらいの資産を築くだけでも一苦労なのに、さらに5年以上生活ができる現金を保有する…。
かなりハードルが高いですよね。
やはり、「インデックス投資×事業収入」の組み合わせで、切り崩す資産を4%ではなく、3%・2%…、と少なくすることが、最適解であると感じます。
我が家は、5年以上生活できる現金を別途用意してFIREを達成します。
ゆるく働く「サイドFIRE」を目指しますが、稼ぐセンスが全くないというケースも想定しないといけません。
この記事が、今後の皆さんの将来設計の一助になれば嬉しいです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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